---

サンプルを読んでみる

表紙　／　本文

---

この本は……　（「はじめに」より）

　本書は、情報処理（コンピュータ）技術者を目指す初学者のために、この分野では必須の要素技術として位置づけられる「人工知能（ＡＩ）」を平易に解説することを目的としています。人工知能関係書籍は、ＡＩブームの影響で数多く出版されているものの、概ねビジネスマン向け“啓蒙書”や研究者向け“専門書”であり、学生やコンピュータ技術者に適しているとはいい難いものがほとんどです。そこで本書では、専門技術の講義に使える“教科書”として適正なレベルと構成を考慮しています。 　 　人工知能、問題解決の基本手法、知識工学、エキスパートシステム、自然言語理解、コンピュータビジョン、人工知能用言語、知的応用システムの８章で構成されています。

　第１章では、人工知能の定義、役割、歴史、現状等について述べ人工知能全般を一通り解説しています。第２章は「問題解決の基本手法」では、人工知能の本質ともいうべき問題解決のための問題表現と探索について解説しています。第３章、第４章では、応用人工知能技術としての「知識工学」とその具体的成果である「エキスパートシステム」について記述しました。第３章で原理的解説を行い、第４章では具体的なシステムの事例が中心となっています。第５章「自然言語理解」では、人間とコンピュータの対話を可能にするための言語理解の処理について解説しています。第６章「コンピュータビジョン」では、コンピュータに視覚機能を持たせるための技術について解説しています。第７章「人工知能用言語」では、人工知能システムの開発に用いられるLISP、Prolog、Smalltalkなどを簡単なプログラミング例を使って解説しています。第８章「知的応用システム」では、人工知能技術が実用化システムへ応用される例をいくつか紹介しています。

---

目次

　本書は、情報処理（コンピュータ）技術者を目指す初学者のために、この分野では必須の要素技術として位置づけられる「人工知能（ＡＩ）」を平易に解説することを目的としています。人工知能関係書籍は、ＡＩブームの影響で数多く出版されているものの、概ねビジネスマン向け“啓蒙書”や研究者向け“専門書”であり、学生やコンピュータ技術者に適しているとはいい難いものがほとんどです。そこで本書では、専門技術の講義に使える“教科書”として適正なレベルと構成を考慮しています。 　 　人工知能、問題解決の基本手法、知識工学、エキスパートシステム、自然言語理解、コンピュータビジョン、人工知能用言語、知的応用システムの８章で構成されています。

　第１章では、人工知能の定義、役割、歴史、現状等について述べ人工知能全般を一通り解説しています。第２章は「問題解決の基本手法」では、人工知能の本質ともいうべき問題解決のための問題表現と探索について解説しています。第３章、第４章では、応用人工知能技術としての「知識工学」とその具体的成果である「エキスパートシステム」について記述しました。第３章で原理的解説を行い、第４章では具体的なシステムの事例が中心となっています。第５章「自然言語理解」では、人間とコンピュータの対話を可能にするための言語理解の処理について解説しています。第６章「コンピュータビジョン」では、コンピュータに視覚機能を持たせるための技術について解説しています。第７章「人工知能用言語」では、人工知能システムの開発に用いられるLISP、Prolog、Smalltalkなどを簡単なプログラミング例を使って解説しています。第８章「知的応用システム」では、人工知能技術が実用化システムへ応用される例をいくつか紹介しています。

---